微笑仏に新型ウイルス終息願う 魚沼・正円寺で聖徳太子像ご開帳

©株式会社新潟日報社

ご開帳された正円寺の聖徳太子像=魚沼市小出島

 江戸時代の僧・木喰(もくじき)上人が制作した聖徳太子像のご開帳が新潟県魚沼市小出島の正円寺で行われた。新型コロナウイルス感染症の終息を祈願する法要も営まれた。

 木喰上人は江戸時代に全国を旅し、県内に多くの仏像を残している。「微笑仏」とも呼ばれ、口元に笑みをたたえているのが特徴だ。

 正円寺の聖徳太子像は1804年に作られ、境内の太子堂に安置されている。聖徳太子が法隆寺などの巨大建築に関わった縁から、地元の建築関係者が中心の「太子ほほえみ会」が顕彰活動を続けている。

 年1回のご開帳はことしが3回目で、12日に行われた。新型ウイルスの影響で会場を太子堂から、より広い本堂に変更した。柔らかな表情を見せる聖徳太子像の前で星賢道住職が読経し、参列した市民は手を合わせた。

 同会のメンバー(65)は「1日も早く新型ウイルスが終息し、笑顔が広がってほしい」と話していた。