【新型コロナ】箱根海賊船上でのエヴァコラボライブ 中止を発表

箱根海賊船

 箱根を舞台に展開している人気アニメ「エヴァンゲリオン」の新作映画公開に向けた記念イベントを巡り、小田急箱根ホールディングスは15日、芦ノ湖で5月23日に開催予定だったスペシャルライブを中止すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で複数の企画を見送っており、同社は「残念だが、終息後に機会があればまた開催したい」としている。

 イベントは「箱根エヴァ化計画」と銘打ち、6月の劇場版公開に先立って1月にスタート。ライブは歌手の高橋洋子さんが、テレビシリーズの主題歌「残酷な天使のテーゼ」など4曲を芦ノ湖の箱根海賊船上で披露する予定だった。海賊船のライブは初の試みだったが、3月28日に続き感染防止の観点から中止とした。

 6月30日までのイベントでは、スタンプラリーの台紙配布やオリジナルグッズの販売、箱根小涌園ユネッサンとのコラボ企画などを当面の間休止している。一方、桃源台駅の駅舎や構内のラッピング、箱根登山バスのラッピング車両の運行は続ける。

 同アニメは、人型決戦兵器に搭乗する14歳の少年少女と、「使徒」と呼ばれる敵との戦いを描いた作品。仙石原エリアを中心とする箱根が架空都市「第3新東京市」という設定で、芦ノ湖や大涌谷なども描かれている。新作映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は6月に封切られる予定という。

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