【ベトナム】完成車輸入が急減、タイ製5割落ち込み[車両]

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ベトナム税関総局が14日に発表した第1四半期(1~3月)の貿易統計(速報値)で、完成車(CBU)の輸入台数は前年同期比32.6%減の2万6,673台だった。最大の輸入元のタイからは5割以上減少。新型コロナウイルス感染症の流行でアジアの自動車工場の停止が相次いでおり、今後さらに落ち込む可能性がある。

上位5カ国は、タイが54.4%減少したものの1万2,100台と最多を維持し首位。以下に、インドネシア(32.9%増の1万2,033台)、中国(23.2%減の724台)、日本(49.0%減の481台)、ドイツ(43.3%減の283台)が続いた。多目的車(MPV)や小型車の生産拠点として台頭してきたインドネシア以外が、軒並み落ち込んだ。

3月単月は前年同月比12.8%減の1万2,151台だった。タイは59.7%減の4,013台と大きく落ち込み、インドネシア(2.8倍の6,914台)に抜かれた。2019年3月(修正値)はタイがインドネシアの約4倍となっていた。

■4月は域内の生産が停滞

4月からは、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国が新型コロナ対策を強化しており、自動車各社が工場を止めている。

域内のシェアが大きいトヨタ自動車では、タイ法人が生産の一時停止措置を7~17日までの当初予定から今月末までに延長した。インドネシア法人やグループ会社(日野自動車、ダイハツ工業それぞれの現地法人)も、13~17日に工場の操業を停止する予定だ。