【新型コロナ】食を通じた支援 ボランティアセンターが開始 横浜

食を通した支援活動を始めた市ボランティアセンターのウェブサイト

 横浜市ボランティアセンター(横浜市中区)は、新型コロナウイルスの感染拡大で生活に影響を受けている困窮者らを対象に、食を通した支援活動を始めた。一般から募った寄付金で食品を購入し、市内に18ある区社会福祉協議会(区社協)などで必要としている人に無料で提供する。

 同センターによると、感染拡大の影響で、企業や団体から保存食品などの寄付が大幅に減少する一方、区社協などでは母子家庭などの生活困窮者から相談が寄せられている。

 担当者は「インスタント食品などささやかなものでも、手にするとほっとした表情になり涙を流したりする人もいる」と食を通した支援の意義を強調。「誰もが安心して自分らしく暮らせる横浜を地域の皆さんと一緒につくりたい」と協力を呼び掛けている。

 寄付の方法はクレジットカードか銀行振り込みのみで、主に食材の購入費と配送費に使う。届いたメッセージも一部紹介する。ウェブサイトは(https://congrant.com/project/yvc/1549)。問い合わせは、市社会福祉協議会電話045(201)8620。

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