スーツケースに何入れる?関西地方の年間の天気とオススメコーディネート

関西地方の天気は?

旅行に行くとき、服装の準備で悩む方は多いのではないでしょうか。この記事では、大阪、京都、神戸などの関西地方へ旅行の計画を立てている方に向けて、天気や服装などの情報を整理しました。

関西地方の最高気温と最低気温

もっとも暑い!8月の最高気温は約38.6度

8月は日本各地で気温がピークに達します。2019年、京都の最高気温は38.6度、大阪でも37.5度まで上がりました。湿度も高いので、とくに外を歩くときは熱中症にならないための十分な準備をしておきましょう。

たとえば、携帯型の扇風機や扇子は、身体に風を送って涼しさを保てます。また、冷やしたハンカチを首に巻いたり、冷却シートを貼ったりすると体温も下げられますよ。

寒さのピークは1月。最低気温マイナス0.9度

雪が降ることもある関西地方では、1、2月が寒さのピーク。特に京都は最低気温がマイナスになることもあります。京都に比べると、大阪は比較的寒さがやわらぎ、2019年の最低気温は1度でした。

多くのレストランや商店、電車などの公共の場所には暖房がついていますが、そのぶん外との温度差が激しいので、脱ぎ着しやすい服を用意しておくと便利です。屋外へ行く予定がある場合は、防寒対策をしっかり行いましょう。使い捨てカイロや帽子、風を防ぐ防寒具の準備が必要です。

それでは、各月の平均、最低、最高気温やオススメの服装を見ていきましょう。

目次

1.【春】3月~5月の気温・服装
2.【夏】6月~8月の気温・服装
3.【秋】9月~11月の気温・服装
4.【冬】12月~2月の気温・服装

【春】3月~5月の気温・服装

春は桜の季節。関西地方はもちろん、多くの都市で桜が咲き誇ります。

春の天気は変化がとても大きく、訪れた日は晴れて暖かくても、次の日は冬のような寒さへ逆戻りしてしまうことも。時には寒暖差が1日で10数度以上になることもあります。

朝が暖かくても夜には風が吹いてきて、寒さを感じることも多いので、油断はせずに防寒グッズを準備しておきましょう。

3月の気温:平均10.1度、最高14.8度、最低6度

3月の平均気温は10度ほどですが、街中では薄手のロングコートを着ている人を見るかもしれません。

日本の天気に慣れていない観光客はマフラーなど防寒グッズを用意し、タイツにワイドパンツを重ねるなど、寒さ対策をしておくとよいでしょう。タイツは80デニールの厚さのものを選ぶと、風を通さず保温効果もあります。

男性はリラックスできる長袖のシャツや、パーカーにレザージャケットを合わせると、カジュアルな雰囲気が出せます。外出する予定が多い場合はマフラーを用意しておきましょう。自分で使えることはもちろん、パートナーに貸すこともできます。

4月の気温:平均14.3度、最高19.6度、最低9.6度

4月の平均気温は一気に上昇。気候は不安定で体温調節が難しい時期でもありますが、春の雰囲気を存分に取りいれた格好で桜の季節を迎えましょう! 千鳥格子柄のひざ丈のスカートを合わせれば、華やかな雰囲気にも落ちついた要素が生まれます。

男性はシンプルな長袖トップスに落ち着いた色調のパンツを合わせてみてはいかがでしょうか。ジャケットも用意しておくと寒くなったときもアクティブに動けます。

5月の気温:平均21度、最高26.7度、最低15.7度

5月は爽やかで心地よく、1年の中で外出にもっとも適する時期です。そのため動きやすいデニムのワイドパンツに5分丈のトップスがオススメ。気温も暖かくなりますが、時々急に寒くなることもあります。念のために薄手のコートを用意しておきましょう。

男性は季節感に合う明るい色の服を選び、ボトムスはゆとりのあるパンツをコーディネートするとより快適に動けます。羽織る用のシャツも準備しておくと、室内で冷房にあたったり、朝晩の気温が低めの時に対応できます。

【夏】6月~8月の気温・服装

6月は梅雨の時期。例年6月7日ごろから7月21日ごろまで、1か月半ほど続きます。

梅雨の時期は天気の変化に注意が必要です。湿度は上がりますが、涼しい日も増えます。雨の日が多いので、観光地も室内で楽しめる場所を考えておきましょう。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン®(USJ)に行くなら、傘よりもレインコートの方が便利です。

梅雨が明けると気温は再び高くなり、もっとも蒸し暑い季節がやってきます。盆地と呼ばれる地形の京都は、周辺の都市に比べても蒸し暑さが増します。浴衣や和服を着て京都の町を歩きたい方は、くれぐれも熱中症対策を万全にしてくださいね!

6月の気温:平均23.6度、最高28.5度、最低20度

6月は最低気温も20度以上の日が多くなりますが、朝晩の温度差が大きい日もあるので注意が必要です。ボトムスには薄手のロングスカートやワイドパンツをもってくれば、通気性もあり快適です。

また、6月は梅雨に入る時期。防水・撥水加工がされた薄手のコートも準備しておくと、雨が降っても安心です。単独で着たり、シャツ代わりに羽織ったりなど、旅の間のコーディネートも単調にならずに済みます。

7月の気温:平均26.5度、最高30.7度、最低23.5度

7月になると晴れの日が多くなり、蒸し暑い天気が続くので、日焼け対策をしっかりして熱中症を防ぎましょう。女性はワンピースやスカート、肩口が広いものなど、通気性のよい服装がオススメです。

男性はハーフパンツや、パンツの裾をロールアップさせて見た目もすっきり、暑さを回避しましょう。

8月の気温:平均29.2度、最高34度、最低26度

8月は基本的に7月と変わらず、蒸し暑い日が続きます。体温を調節するために、冷やしたタオルを携帯しておくと便利です。

袖口はフリルの袖、ワイドの袖など通気性のよい服を選びましょう。Vネックのデザインや幅の広いショートパンツ、歩きやすいサンダルを合わせれば快適で動きやすく、かつ華やかさのあるカジュアルファッションになります。

【秋】9月~11月の気温・服装

日本の秋は落ち着いた気候で、観光に最適だとされています。また、秋が深まると木々がきれいに色づく紅葉の季節。特に京都は国内外から観光客が訪れます。

秋で注意したいのが、台風です。9月は天気予報をこまめに確認して、台風の接近している日は決して無理をしないようにしましょう。

2018年9月4日、台風21号の強風と豪雨が関西地方を襲い、木々や建物が倒れ、空港や街は大きな被害を受けました。旅行者は、海外旅行保険への加入はもちろん、正しい情報を受け取ることが、災害に遭遇した際には必要です。

台風の接近はニュースで事前にわかります。旅行中に遭遇してしまったら、食べ物や雑誌、トランプなど室内で楽しめるグッズを準備して、台風当日は滞在先のホテルで過ごしてください。DVDやオーディオ機器があるかどうか、事前に問い合わせておいてもよいでしょう。

9月の気温:平均26.4度、最高31.2度、最低23度

9月に入っても、気温は変わらず高いまま。地域の人もサンダル履きなど夏の格好が見られます。服装は8月とあまり変わらず、薄手の半袖がメインです。

9月末になるとだんだん涼しくなってきて、雨が降るとやや寒さを感じます。寒さが苦手な人は薄手の長袖か七分袖を持っていきましょう。

10月の気温:平均20.3度、最高24.5度、最低17度

10月はおだやかな天気の日が増えます。暑くもなく寒くもなく、コーディネートの幅も広がる季節です。ゆったりとしたパンツにシャツ、ニットのベストを合わせれば、カジュアル過ぎずに動きやすい格好になります。朝晩は冷えてくるので、寒がりの方は秋用コートがあると安心です。

11月の気温:平均13.5度、最高18.2度、最低9.5度

心地よい天気と紅葉が見事な11月の京都は、もっとも人気のある旅行シーズン。晴れた日はとても気持ちがよいですが、雨が降ると気温も一気に下がるので、温かい薄手のインナーを用意しておきましょう。

服装はシャツが1枚あると使い道も多くて便利。羽織ったり、1枚で着たりできます。さらに厚手のジャケットとマフラーを用意しておけば、風のある日も寒さを気にせず観光できます。

【冬】12月~2月の気温・服装

紅葉の時期を過ぎると気温は急激に下がります。また、太平洋側では冬になると空気がとても乾燥します。口や鼻が弱い人はマスクをつけたり、リップやハンドクリームを常備して保湿をしましょう。1日の終わりには全身用クリームを塗って保湿対策をするのもオススメです。

12月の気温:平均8.9度、最高12.7度、最低5.3度

12月になると気温がぐっと下がり、暖かいコートが必須になります。北風を防ぐロングコート、暖かいマフラー、靴下は用意しておいてください。

外と中の気温差には注意が必要です。屋内や電車内では暖房がつけられているので、外と同じ服装では暑すぎてしまうことも。重ね着をして体温調節できるような服装がオススメです。

京都は大阪より気温が下がるので、インナーを1枚余計に着るなどして調整しましょう。

1月の気温:平均5.8度、最高9.6度、最低2.5度

冬は何枚も重ね着をするので、見た目も重たい感じになっていまいます。それを避けたい場合は保温効果のある薄手のパンツとタイツの2枚履きがオススメ。トップスは厚手のセーターと、ハイネックのウールインナーを着ると首に風があたるのを防げます。

アウターにはファーのついたミリタリーグリーンのコートを着れば、ふわふわの毛が軽さを出し、暖かいうえに可愛さもプラスされます! ダウンジャケットも軽くて暖かいのでオススメです。

2月の気温:平均7.3度、最高11.3度,最低4度

冬服の生地は厚手のものを選びましょう。裏起毛のパーカーなら暖かく、カジュアルで動きやすいので便利です。アウターにウールコートをもってくると、防寒対策だけではなく、スタイリッシュなイメージに変わります。

寒さの弱い方は、保温効果のあるインナーを足しましょう。

暑さ、寒さを防いで快適な旅行を!

気候のまったく異なる地域へ旅行する場合、服装は気になることのひとつ。ですが荷物は増やしたくないですよね。この記事を参考に、旅行先の天気情報を事前に把握して、持ち物の準備をしておきましょう。

また、JNTOのHPでは日本各地の主要都市の天気と降水確率がチェックできます。日本は地域によって気候が異なるので、旅行先の場所を確かめてから調べてみてくださいね!

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