Rソックスの故障者は順調に回復中 指揮官が現状報告

日本時間4月16日、レッドソックスのロン・レネキー暫定監督はビデオ会議ツール「Zoom」を使用したメディア対応のなかで故障者の現状報告を行い、アレックス・ベルドゥーゴとコリン・マクヒューの2人が順調に回復していることを明らかにした。両者ともレギュラーシーズンの開幕には間に合わない予定だったが、シーズン開幕が延期となり、開幕からチームの一員としてプレイできる可能性が出てきた。

ムーキー・ベッツを放出したトレードでドジャースから獲得したベルドゥーゴは、腰の疲労骨折からの復活を目指している。マイナー選手の新型コロナウイルス感染が判明したため、レッドソックスのキャンプ施設は数週間前に閉鎖されたものの、ベルドゥーゴはリハビリを続けるためにフロリダ州フォートマイヤーズに留まっている。

レネキーによると、ベルドゥーゴはフルスイングをしたり、走ったり、送球をしたりできるところまで回復しているという。本来であれば、MRI検査を受けて患部の回復具合を確認したいところだが、キャンプ施設が閉鎖されている影響により、残念ながら2月を最後にMRI検査を受けることはできていない。しかし、レネキーはベルドゥーゴが十分に回復しており、開幕からプレイ可能であると考えているようだ。

一方のマクヒューは、アストロズに在籍していた昨季の時点で痛めていた右腕の屈筋の回復に時間がかかっており、3月上旬に契約した時点では、少なくとも開幕からの数週間を欠場する予定だった。デーブ・ブッシュ投手コーチによると、マクヒューはまだ腕の強度を取り戻す段階であり、全力投球ができる状態には至っていないという。しかし、シーズン開幕が遅れているため、予定通りに回復すれば、開幕から投手陣の一角に加わることのできる可能性は高い。

レッドソックスは、エース左腕のクリス・セールがトミー・ジョン手術を受けて今季絶望となっており、2015年にアストロズで19勝をマークした実績のあるマクヒューには、先発ローテーションに空いた穴を埋める働きが期待されている。

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