新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、川崎市は16日、市立川崎病院(川崎区)の職員を含む男女14人の感染を新たに確認したと発表した。高津区の50代女性、幸区の40代男性の2人が重症。市発表の感染者の累計は155人となった。
市によると、職員は事務補助として医事課に勤務。マスクを着用していたため、やりとりのあった患者や家族は濃厚接触者には該当しないが、昼食を共にした同僚らがいた。同病院は執務室などを消毒しており、外来など診療体制への影響はないという。
また、中原区に住む30代男性は、県外に勤務する地方公務員。5日に発熱し、6~8日と10~12日に市国際交流センター(同市中原区)併設のホテルに宿泊した。市は当面の間、同ホテルを臨時休館とした。濃厚接触者や体調不良を訴える従業員は現時点ではいないという。