今春卒業の県内公立高生徒 過去最高 内定99.5%

 長崎県教委は16日の定例教育委員会で、県内の公立高校を今春卒業した生徒の3月末時点での就職内定状況を報告した。就職希望者の内定率は99.5%で、記録が残る1989年度以降最も高かった前年を0.1ポイント上回った。
 就職希望者2619人のうち2606人が内定。未内定者は過去最少だった前年より3人少ない13人だった。
 県内企業内定者の割合は前年より3.8ポイント高い63%で、記録が残る2009年度以降最高。県高校教育課は、各学校の教職員の意識向上と、県が県立学校に配置している就職支援員「キャリアサポートスタッフ」の積極的な県内企業情報の周知などの効果が出たとみている。
 同課は「本年度は新型コロナウイルス感染症拡大で、求人数や就職活動に影響が出ると考えられるが、関係機関と連携し、内定率の向上に引き続き取り組みたい」としている。

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