朝ドラでブレイクを果たしそうな沖縄出身の期待の若手俳優・佐久本宝

先月30日にスタートした、俳優・窪田正孝主演のNHK連続テレビ小説「エール」だが、同ドラマで窪田演じる主人公の弟役を演じているのが俳優の佐久本宝だ。

佐久本が演じる役どころは、窪田演じる主人公・古山裕一の弟・古山浩二。唐沢寿明演じる2人の父親・三郎は。福島の老舗呉服屋「喜多一」4代目店主。浩二は家を継がず、作曲家を目指した兄に反発しながら、「喜多一」を立て直すために奮闘する。

佐久本はもともと、出身地・沖縄県うるま市にて、中高生が演じる舞台・現代版組踊「肝高の阿麻和利」の七代目阿麻和利役を演じていた。

「その舞台を見に来ていた映画監督の李相日氏が『この子、オーディションに呼んだら?』と関心を示したことで、李監督がメガホンをとった16年公開の映画『怒り』のオーディションに参加。1200人が参加したオーディションを経て、物語において重要な役回りを果たす高校生役をゲット。劇中で船を運転するシーンのために二級船舶免許を取得した」(映画業界関係者)

同作の演技で、「第40回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞。

その後、菅田将暉主演で話題になった昨年1月期の日本テレビ系ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」、香取慎吾が主演し白石和彌監督がメガホンをとった昨年公開の「凪待ち」などに出演しキャリアを重ねている。

「デビューした時はまだ17歳で、右も左も分からない感じだったが、だんだんキャリアを重ねるにつれて中身もビジュアルも洗練されてきた。どんな役者に対しても厳しい姿勢で臨む李監督に発掘されて、さらにはその演出で磨かれた逸材。まだ、広くその存在が知られていないが、今回の朝ドラ出演をきっかけに、顔と名前を売りそうだ」(芸能記者)

参考 佐久本宝Instagram

© 株式会社ジェイプレス社