岡山大法学部で電子教科書導入 ガイダンス科目 オンラインで活用

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岡山大法学部の新入生向けのガイダンス科目で活用される電子教科書(右奥)と紙の教科書(左と手前)

 岡山大法学部は、20日から始まる本年度の授業で電子教科書を導入する。同大では教員が一部の授業で個人的に取り入れているケースはあるが、学部単位の授業では初。教育教材のデジタル化推進の一環で、新型コロナウイルスの感染防止対策として同大で当面、行われるオンライン授業にも活用する。

 電子化した教科書は、法学部の全新入生230人が上半期(1、2学期)に少人数のゼミ形式で受講するガイダンス科目の「法政基礎演習共通テキスト」。学部の教員たちが執筆・編集し、法学と政治学の学び方や論文・レポートの作り方、発表や討論の方法などを解説している。

 電子化の作業と販売は岡山大生協が担当。学生が紙の教科書を購入すると、電子版を使うために必要なコードが提供され、専用アプリから見ることができる。紙の教科書と同様に本文への書き込みやマーキングができ、オンラインを通じて教員と学生の間でそれらのデータを共有できる。教員が授業で使えるアンケート機能も付いている。同学部は学生には電子版の活用を推奨する。

 黒神直純法学部長は「ページごとの閲覧数や閲覧時間のデータを収集できるため、学生の学習状況も把握できる。法学部の他の授業や学内で電子教科書が普及するきっかけになれば」としている。