PCR検査ドライブスルー方式、仙台で東北大病院など来週にも導入 楽天が資機材提供

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 新型コロナウイルスの感染拡大でPCR検査の必要性が高まる中、東北大病院などは17日、車に乗ったまま検体を採取し、検査の効率化が図れる「ドライブスルー方式」を仙台市内の1カ所で来週にも始める方針を決めた。宮城県内の検査態勢は1日当たり約100件分増強される。県と市に加え、インターネット通販大手の楽天も資機材の提供で支援する。

 県内で1日に対応できる検査件数は現在、県保健環境センター(宮城野区)と市衛生研究所(若林区)、県医師会健康センター(宮城野区)で計160件。新方式の導入で、1.6倍の検査が可能となる見通し。

 東北大病院は検査場所を「臨時診療所」と位置付け、検体の採取に当たる。現時点で具体的な開設場所は公表しない方針。楽天は出資企業を通じ、検査キットや医療用ガウンなどを調達する。

 検査は従来と同様、県内の医療機関で感染の疑いがあると判断された人が対象となる。検査件数の増加で、症状が軽いなど判定が難しく、検査から漏れていた人についても、検査を受けられる可能性が高まる。

 ドライブスルー方式は、仙台市の依頼で県が災害派遣を要請した陸上自衛隊が2回実施した。検査時間の短縮など円滑な検査が見込めることから、本格導入に向けて県が関係機関と調整に当たっていた。

 県は17日、県南の医療機関の敷地内に、帰国者・接触者外来を新設。相談、検査態勢の増強について関係機関と協議を進める。