佐世保で6人目感染 30代男性、長崎県内計17人

 佐世保市は17日、同市の30代会社員男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。家族構成や行動歴、濃厚接触者の人数を調べている。県内で確認された感染者は17人目、同市では6人目。
 市によると、男性は海外への渡航歴はない。8日にせき、9日に発熱や下痢の症状が出て医療機関を受診。解熱・発熱を繰り返したため、13日に再度、医療機関を受診した。
 症状が改善しないため、男性は14日に市保健所に相談。16日、「帰国者・接触者外来」で検体を採取し、17日に市保健所がPCR検査を実施したところ陽性と判明した。現在、市内の感染症指定医療機関に入院している。
 男性は3月22日、県内で営まれた法事に出席。その場には県外から訪れた親族もいたという。23~26日まで県内の実家に滞在。3月27日から4月12日までは仕事をしていた。市は親族や職場の同僚らを濃厚接触者とみて人数を調査中。
 市は、16日に感染が判明した20代男子専門学校生の濃厚接触者の家族4人と友人2人の計6人のPCR検査も17日に実施。結果はいずれも陰性だった。

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