ヒジキ密漁 警戒パトロール 島原半島南部漁協

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瀬詰崎灯台付近をパトロールする漁協の組合員=南島原市口之津町

 長崎県内有数の天然ヒジキの漁場を密漁から守ろうと、南島原市口之津町の島原半島南部漁協(村田国博組合長)の組合員が警戒を強めている。5月初旬の漁解禁を前に、パトロールに力を入れるとともに、市民に情報提供を呼び掛けている。
 ヒジキは冬に新芽が伸び春から初夏にかけて繁茂期を迎える。早崎海峡の潮流にもまれ、太く、こしがあり、ゆでると粘りがあって柔らかいのが特長。同漁協は年間約13トンの漁獲量を誇り、市場では1キロ約1200~3千円前後で取引されている。県内のほか、大分県や三重県にも出荷されている。
 漁は漁協の組合員でなければ許可されていない。ここ数年、転売目的とみられる密漁が頻発。4月6日には密漁中の男4人を組合員が発見し身柄を確保。南島原署に引き渡した。
 組合員らは3月からパトロールをスタート。半島一帯で5月下旬まで目を光らせる。植木一夫副組合長(69)は「漁協では藻場の保全活動に取り組んでおり、組合員が大切に守ってきた漁場。海岸沿いに不審な人や団体を見つけたらすぐ通報してほしい」と話している。同漁協(電0957.86.2207)。