発達する低気圧や前線の影響で神奈川県内は18日、荒れ模様の天候となり、激しい風雨に見舞われた。降り始めからの雨量は相模原市中央区で123.5ミリ(午後6時現在)、小田原市では119ミリ(同)に達した。県内各地で土砂崩れや倒木などの被害が出た。
雨の量は横浜、海老名両市や箱根町でも100ミリ超を記録。横浜地方気象台は横浜、川崎、相模原など21市町に大雨警報を出し、土砂災害などへの警戒を呼び掛けた。大気の状態が非常に不安定になったため、竜巻注意情報も繰り返し発表された。
伊勢原市は河川の水位上昇を受け、警戒レベル3の避難準備・高齢者等避難開始を発令し、避難所を3カ所に開設。避難者はなかったが、「新型コロナウイルスの感染防止のためマスクなどを用意した」という。箱根町も一時、避難所を開設した。