新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内では18日、新たに44人の感染確認が発表された。横浜市は、既に感染が判明し入院していた80代女性が13日に死亡したと公表。県内の死者数は17人となった。
同市では40~70代の男女13人の感染が確認され、50代の男性会社員が重症。50代の女性会社員はクラスター(感染者集団)が発生した磯子区の私立保育園の女性保育士の母親という。
相模原市は20~60代の男女5人。うち50代女性と20代男性は、17日に陽性と発表された市職員の50代男性の家族という。40代男性は東芝林間病院の事務職員。17日に発表された40代女性医師の濃厚接触者で、他の濃厚接触者14人は陰性だった。同病院は18日に全館消毒を行い、20日は外来を縮小、21日から通常の外来を行う予定としている。
県所管の3保健所(厚木、平塚、鎌倉)管内は20~60代の男女10人で、厚木管内の50代女性が中等症。同管内では在日米陸軍キャンプ座間従業員の30代男性、鎌倉管内は幼稚園教諭の20代女性の感染が判明した。
横須賀市は40~70代の男女3人。40代パート女性は医療法人相光会第三湘南グリーン介護老人保健施設に勤務し、施設利用者と接する業務ではないという。
このほか、川崎市は30~70代の男女8人、藤沢市では40~80代の男女3人、茅ケ崎市管内(同市、寒川町)は50~60代の男女2人の感染が確認された。