「引き下げは負担が大きい」 平塚市、成人式の対象年齢「20歳」を継続

平塚市役所

 平塚市は成年年齢が20歳から18歳に引き下げられる2022年度の民法改正後も、成人式の対象を引き続き20歳とすることを決めた。横浜、川崎市など県内自治体の多くが20歳での成人式を継続するとしている。

 市は「成人式の対象を18歳に引き下げた場合、進路選択や受験などでの負担が大きい」と説明。今年1月の成人式の出席者を対象にしたアンケートでは、回答者の9割が従来通り20歳の成人式を希望したという。

 18年度は約2600人が新成人となり、成人式に約1800人が出席した。

 また、市は21年1月に実施する成人式を企画する新成人の実行委員を募集している。対象は00年4月2日~01年4月1日生まれで、10人程度。成人式の式典内容や会場装飾、パンフレットの作成などを担う。

 5月下旬から月1回ペースで会議を予定しているが、新型コロナウイルス感染拡大の状況で「予定などの再検討もある」としている。

 募集は4月24日まで。氏名、生年月日、郵便番号、住所、電話番号をメール(seishonen@city.hiratsuka.kanagawa.jp)などで連絡。問い合わせは、市青少年課電話0463(71)5950。

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