新型コロナウイルスを「正しく恐れる」ために。感染症専門家・岩田健太郎教授の著書『「感染症パニック」を防げ!』6刷増刷!

新型コロナウイルスの集団感染が起こったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船し、 動画を配信したことで話題となった神戸大学医学部附属病院感染症内科・岩田健太郎教授。 著書『「感染症パニック」を防げ! リスク・コミュニケーション入門』(光文社新書)は、 パニックによる被害拡大を防ぐためのコミュニケーションの方法が学べるということで人気が高まっており、 売れ行き好調につき重版することが決定。 6刷5,000部を増刷。 4月21日(火)出来の重版をもって、 累計37,000部になる。

また、 4月15日(水)に緊急発売された同著『ぼくが見つけたいじめを克服する方法 日本の空気、 体質を変える』(光文社新書)は今回の新型コロナウイルス感染にまつわる世の中の動きにも言及しており、 注目が集まっている。

エボラ出血熱、 新型インフルエンザ、 デング熱、 SARS、 西ナイル熱、 炭疽菌等によるバイオテロ……。 高度な文明社会となった現代でも、 感染症は相変わらず人類をおびやかし続けている。 目に見えない敵、 感染症のリスクを扱うときには、 単に患者を診断し、 病原体を見つけ、 それを殺して治療する以上に必要となるものがある。 それはパニックと対峙し、 パニックによる被害拡大を防ぐためのコミュニケーションの方法である。

「恐さ」をどのように捉え、 いかに効果的に伝えるか。 本書では、 いくつもの感染症のアウトブレイクに居合わせ、 “感染症にとりつかれた男”とも言われる医師・岩田健太郎が、 その経験を交えながら、 感染症を題材としたリスク・コミュニケーションのあり方を教える。 感染症以外のリスクを扱う立場にいる人にも役立つ、 リスク・コミュニケーションの入門書。

目次

第1章 リスク・コミュニケーション入門

(1)リスク・コミュニケーションとは何か?

(2)リスクを見積もる・リスクに対応する

(3)効果的なリスク・コミュニケーションのために

(4)聞き手を動かすコミュニケーション

(5)価値観・感情とリスク・コミュニケーション

(6)リスクを伝えるリスク

(7)優れたリスク・コミュニケーターであるために

第2章 感染症におけるリスク・コミュニケーション《実践編》

・エボラ出血熱

・1999年の西ナイル熱

・2001年のバイオテロ(炭疽菌)

・2003年のSARS

・2009年の新型インフルエンザ

・2014年のデング熱

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