世界料理オリンピックで銀賞 鈴木さん「後進に技術を伝えたい」

世界料理オリンピックでの銀賞受賞を田上市長(右から2人目)に報告した鈴木さん(同3人目)=長崎市役所

 2月にドイツで開催された世界最大規模の料理コンクール「世界料理オリンピック」で、個人部門の銀賞に輝いたホテルニュー長崎(長崎市)の鈴木智宏さん(37)が17日、長崎市役所を訪れ、田上富久市長に受賞を報告した。
 世界料理オリンピックはドイツシェフ協会主催で、4年に1度開かれている。団体や個人部門があり、今回は約70カ国の約1800人が出場した。
 鈴木さんは、料理の見た目の美しさを競う個人部門「カリナリーアート」に出場し、サフラン風味のオマールエビのソーセージを使った魚料理などを出品。審査の結果、エントリーした154人中、銀メダルが贈られるクラスに当たる18位となった。
 田上市長は、新型コロナウイルス感染が拡大する現状に触れ「こういう話題は長崎を明るくしてくれる。これからもいろいろなコンクールに挑戦してほしい」と激励。鈴木さんは「今後は後進にしっかり技術を伝えていきたい」と意気込みを語った。
 ホテルニュー長崎内のレストラン「ハイドレンジャ」では、受賞を記念したコース料理を提供している。

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