北海道、岩手に30mの津波想定

「切迫した状況」と有識者会議

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新たな防潮堤の建設が進む岩手県宮古市の田老地区=2月(共同通信社ヘリから)

 東北から北海道の太平洋沖にある日本海溝・千島海溝沿いを震源とした地震の想定を21日、内閣府の有識者会議が公表した。最大規模はマグニチュード(M)9クラスとなり、太平洋沿岸の広範囲に津波が到達。北海道や岩手県の一部は高さ約30mになる。発生は「切迫した状況」とした。岩手を除く6道県の浸水図も示し、庁舎に被害が及ぶ自治体があった。

 防潮堤などハード整備による被害軽減には限界があり、有識者会議は「避難が基本」とした。内閣府は同日、作業部会を設置。人や建物、経済の被害を推計し、対策を検討する。

 想定の対象は北海道、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の7道県。