フェラーリF1移籍の噂は絶えず。ハミルトン「僕は自分のドリームチームにいる」と一蹴

 メルセデスのルイス・ハミルトンは自身の将来について、再度、事実関係を明確にした。ハミルトンは自身にとって現在のドリームチームと言えるメルセデスを“離脱”して、フェラーリに移籍するつもりはないと主張している。

 6度のF1チャンピオンのハミルトンは、現在は削除されているインスタグラムへある投稿に反論した。その投稿は、『The Sun』紙のベン・ハントの推測が書かれており、セバスチャン・ベッテルがフェラーリでレースを続ける希望は、ハミルトンが持ち込む“巨額の資金”によって潰えることになるだろうという内容だった。

 ハミルトンもベッテルも、所属チームとの契約がそれぞれ今年で最終年を迎える。ベッテルのフェラーリにおける将来は最近まで不明確だったが、報道によると、チーム代表のマッティア・ビノットが、ベッテルに対してこれ以上交渉の余地のないオファーを出したと報じられている。

 メルセデスでは、ハミルトンとチーム代表のトト・ウォルフの両名が彼らの成功したパートナーシップを延長したいという希望を明らかにしている。しかしハミルトンがフェラーリに移籍するのではないかという話は今もF1界での一番の噂となっている。

 ハミルトンは再度、劇的な出来事が進行していることはないと否定した。

「まず、他のチームへ移籍するという長年の夢といったものはない。僕は自分のドリームチームにいるんだ」と34歳のハミルトンは、ファンに向けてインスタグラムに投稿した。

「第二に、僕が他へ移ろうとするような要素は僕の進む道にはない。僕は1日目から僕を気遣ってくれた人たちと一緒にいるんだ。僕たちは最高のチームなんだよ!」

 先週、一部メディアが参加したビデオ会見において、ベッテルは自身の将来について、2020年シーズンの最初のレースまでには決めることになるだろうと語った。

「最初のレースの前に決めることになる可能性が高い。今のところ、6月や、7月ですらレースが行われないようだからね」とベッテルは語った。

「だから誰もがみんな待っているところだと思うよ」

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