自粛疲れで外出増?現状にカンニング竹山「全員がコロナに関して素人。もっと詳しい行動指針を」

ABEMA(アベマ)が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

4月20日(月)夜9時からの放送では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、本番組MCでお笑い芸人のカンニング竹山、進行を務めるテレビ朝日の平石直之、佐藤ちひろ両アナウンサー以外のコメンテーターが自宅や職場から“テレワーク”で出演した。また、スタジオメンバーは、飛沫が飛ぶのを防ぐため透明のマスクを着用し、出演した。

■自粛疲れで外出増の現状にカンニング竹山「全員がコロナに関して素人。もっと詳しい行動指針を」

番組の冒頭では、外出自粛要請によって観光地などの人出が減少する一方で、公園や河川敷、生活必需品を購入するための商店街などには人が集まり、政府が提唱する“接触8割減”には程遠い現状を伝えた。

これを受けて、番組MCのカンニング竹山は「ドライブとか海とか観光地に行っている人については不思議でしょうがない。これだけ自粛って言われているのに、『ちょっと考えたらわかるでしょう』」と前置きした上で、「商店街については、生活必需品を買いに行くスーパーだったりがあるので、簡単に『この状況はダメだ』と言えるわけでもないと思うんです」と話した。さらに、「小池都知事は『買い物は大丈夫です』と言っていたし、安倍総理は『ジョギングは大丈夫です』と言っていたが、一方でジョギングしている人にすごく怒る人もいる」とし、「我々は全員がコロナに関して素人だから。何をやって良くて、どこまでは何人で行っていいとかも、細かく言わないとわからないのかもしれないですよね」と、誰も経験したことがない事態が起きている現状を踏まえ、より細かく具体的な行動指針の必要性を訴えた。

■コロナ禍で浮き彫り“機械オンチの働かないおじさん”に、“令和最強ギャル”あおちゃんぺ「本人の意識の問題」

■幻冬舎・箕輪厚介「“なんとなく”の空気で働いてる人が多い、3~4割の人材がいらなくなる可能性高い」

番組の後半では、リモートワークなど働き方の変化によってその存在が浮き彫りとなった“働かないおじさん”について特集。“働かない”と分類される人の主な要因として、“デジタル機器を使いこなせない”という点をはじめ、「周りに聞いてばかりで人の仕事を増やすおじさん」や、「テレビ会議をすっぽかすおじさん」など、様々な“あるある”が紹介された。

この日、番組に電話出演した国内大手企業に勤務する黒子さん(仮名)は、「リモートワークでの支障というか元々仕事をしないので(笑)。困るところと言えば、リモート会議のツールが使えなくて電話してくるとか。リモート会議の時には資料を共有するんですけど、そういうのをしないで膝に猫を乗っけていたんですよ。だから、私が代わりにパソコンを操作するという面倒くさいことがありました」と、実体験を明かした。すると、4月から番組レギュラーコメンテーターに加わった黒肌ギャルユニット『blackdiamond from2000』のリーダー兼メインボーカルで、そのカリスマ性から“令和最強のギャル”との呼び声が高いあおちゃんぺは、「まだパソコンできない人がいるっていうのにちょっとびっくりしますよね。パソコン社会とか今に始まったことじゃないのに。うちのお父さんは今年48歳ぐらいですけど、10年ぐらい前にパソコン教室に行ってできるようになりました。『仕事で必要になるから』ってちゃんと教室に行っていたので、本人の意識の問題ですよね」と自身の父親の例を引き合いに出し、働けない理由として“デジタル機器を使いこなせない”点が挙げられていることに疑問を呈した。

これを受けて、レギュラーコメンテーターで幻冬舎の編集者・箕輪厚介は「たぶん2つぐらい話のレイヤーがあって。レベルの低いレイヤーでいうと本当にパソコンができないとか、『それ、勉強しろよ』って話のことだと思う。もう1つは、できる・できないに関わらず、そもそも必要のない“ホワイトカラー”の人が4割ぐらいいるっていうのが、これから浮彫りになる。リモートワークとオフィスに行くビジネスの違いが何かというと、リモートワークは普段顔を合わせない分アウトプットでしか評価せざるを得ないんです。要は、『よく働いてそうだな』とか『あいつ汗かいてるな』とか分からないから、マネージャー層としては『今月あなたはどれだけ成果出しましたか?』ということしか評価しようがない。だから、どっちかって言うとアメリカの企業のように成果主義的にならざるを得ないんですよね。そうなったときに、日本の会社で働いてる人って“なんとなく”の空気で働いてる人がいるので、パソコンが使えようが使えまいが『3~4割そもそもいらないんじゃね?』ってなる可能性が高い」と、持論を展開した。本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

(C)テレビ朝日

(C)AbemaTV,Inc.

© 株式会社ジェイプレス社