ドライブスルーのPCR検査拡大 新潟市 相談増加が背景 

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 新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査について、新潟市が実施するドライブスルー方式での検体採取の件数が、4月以降増えている。帰国者・接触者相談センターに問い合わせた人のうち、症状がありながら早急な医療機関への受診が必要ない人の問い合わせが増え、ドライブスルーによる検査に回っていることが背景にある。

 市によると、4月21日までに判明したPCR検査は1286件で、そのうち約6割がドライブスルー方式だった。運用を始めた3月は1日当たり20~30人ほどだったが、4月以降では多い日で1日90人近くになるという。

 対象者が車に乗ったまま喉や鼻の粘膜から検体を採取するドライブスルー方式は当初、濃厚接触者の中でも症状が軽い人が対象だった。

 その後、感染者の濃厚接触者数が感染確認当初の3月より少なくなっていることなどから、濃厚接触者の割合は低下。一方で、センターへの問い合わせは増加傾向で、20日は最多の376件の相談があった。

 そのうち、せきや鼻水などの症状がある体調不安は15%だったとしているが、発熱などの症状を訴えつつも、早急な医療機関への受診が必要ない場合にドライブスルー方式で検体を採取し、PCR検査を行っているという。

 ただ、検体を採取しても、1日の検査数には限りがある。新潟市の中原八一市長は21日、花角英世知事との面会後、報道陣に「相談を受けた多くの人を検査しているが、市だけの体制では限界が見え始めている」と語った。