【球界名場面】勝者と敗者のコントラスト 斉藤和巳が泣き崩れた06年プレーオフ第2戦

うなだれながらベンチに戻るソフトバンク・斉藤和巳【画像:パーソル パ・リーグTV】

0-0で迎えた9回2死一、二塁の場面、好投を続けていたホークス・斉藤和巳がついに力尽きる…

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けプロ野球の開幕は再延期が決まった。緊急事態宣言も出た今、「#Stay Home」プロジェクトも広がっている。選手、ファンにとってはもどかしい時間が流れているが、こんな時こそ過去の名場面を振り返ってみるのはいかがでしょうか? 「パーソル パ・リーグTV」ではファンの心を満たすような映像を公開している。

 勝者と敗者のコントラスト。球史に残る名勝負を繰り広げたのは2006年10月12日、日本ハム対ソフトバンクのプレーオフ第2ステージ第2戦だ。

 この試合に先発した斉藤は8回まで日本ハム打線を0点に抑える好投を見せていた。同点で迎えた9回2死一、二塁の場面で対峙したのは稲葉篤紀。強烈なピッチャー返しを浴びたが、これを二塁手・仲沢が好捕し二塁へトスしたが僅かに逸れセーフ。その隙を狙った二走・森本が一気に生還しサヨナラ勝利となった。

 試合後、斉藤はマウンドに崩れ落ち、ズレータ、カブレラの助っ人に抱えられながらグラウンドを去っていく印象的なシーンは今も語り継がれている。「パーソル パ・リーグTV」のYouTubeでも公開になっており、「勝って画になる人はたくさんいるけど、負けて画になる人って中々いないよね」「名シーンです」などとコメントが寄せられている。(Full-Count編集部)

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