【新型コロナ】県内新たに25人感染 横浜、川崎で計3人死亡

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で22日、新たに25人の感染が確認された。横浜、川崎両市で3人が死亡し、県内の死者は23人となった。

 横浜市では、40代と70代の男性2人が死亡。感染が判明した11人のうち、30代男性と50代女性は入所者の感染が確認されている市内の特別養護老人ホームの職員で、80代男性もショートステイを利用。特養での感染者は計4人になった。

 川崎市では、中原区在住の80代男性が死亡。感染が判明した10人のうち、中原区在住で、都内の病院で受け付け業務を担当する60代女性が重症。幸区在住の20代女性は県内の病院に勤務する看護師。

 藤沢市は、市立鵠洋小学校非常勤講師の70代男性。休校期間中のため、児童との接触はないという。

 県所管域では60代の男女2人、相模原市では50代女性の感染が確認された。

 一方、横浜市は、21日に感染を発表した医師3人の勤務先を菊名記念病院(同市港北区)と公表。うち1人は発熱やせきを発症した後も診察を続けていた。濃厚接触者の同僚の医師38人のうち、数人が発症しているという。病院は20日以降、外来診療や救急外来、新規入院患者の受け入れを中止にし、同じ法人が運営する他の病院などから医師の派遣を検討しているという。

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