東京新聞が「デート特集」 神奈川県でコロナ感染者率ワーストの鎌倉市を… 「来るな!」と言うのだから行くな!

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新型コロナウィルスの感染拡大で緊急事態宣言が出され、外出自粛が要請されているにもかかわらず、神奈川県の湘南鎌倉エリアでは、19日の日曜日に多くの観光客が集まり大渋滞を招き、22日には湘南エリアの海岸封鎖を地元自治体が県に要望したことが報じられました。

公営の駐車場を閉鎖したり、地元のサーフィン連盟が海に出ないようにしたり、店を閉めたりしても外部からの観光客が来るなら、道路も封鎖せざるを得ないという勢いです。

「神奈川県で最もコロナ感染率が高い鎌倉に、この時期にわざわざ来るのは自殺行為ですね。僕は実家に帰らないですから」(鎌倉出身の男性)

実は、大きく報じられていませんが、鎌倉はコロナ感染状況が、神奈川県で最も危険な地域なのです。

前鎌倉市議会議員、衆議院議員早稲田ゆき議員秘書の岡田和則氏が、人口1万人あたりの感染者数を神奈川県内で順位付けしたところ、鎌倉市はワーストワンとのことで警鐘を鳴らしています。人口17万2071人に対して、陽性者数34人の鎌倉市は、人口1万人に対する陽性者数が1.976人。

コロナウィルスの感染者が首都圏で報じられ始めた頃には、神奈川県は保健所の管轄単位でコロナ感染者数を発表していました。鎌倉保健福祉事務所の所管域の鎌倉市、逗子市、葉山町、三浦市の合算数字が発表されていたので、鎌倉が危険な状況にあることは明るみになりませんでした。

「県の所管の保健福祉事務所についてはこれまで保健所の所管域ということで情報を出していましたが、色々なご意見も頂いたので市町村別に出すことにしたということです」(神奈川県コロナ対策部門報道班 米倉さん)

鎌倉がコロナ感染率1位の理由について尋ねたところ、

「鎌倉がなぜ一位なのかということについては、申し訳ないんですけど、こちらでは分析もしていないですね。保健所は考えているとは思うんですけども、それを公表するということはしていません」(米倉さん)

傾向を分析して対策を立てることはなされていないようで不安になる回答でした。

一方、湘南鎌倉エリアの大渋滞が報じられた19日に、「デート気分で歩く鎌倉」という特集でライターの男性が若い女性タレントと鎌倉駅から江ノ島駅まで1万5595歩も歩くという連載の後編が東京新聞のSUNDAY版の2面に掲載されていたのが物議を醸していました。

「神奈川県知事等がコロナが終息するまで観光客に来ないように発信している報道が以前からなされているにもかかわらず、鎌倉デート特集を最悪のタイミングで掲載して観光客を煽る東京新聞は何を考えているのでしょう。酷いですね」(鎌倉市民)

という声も多く上がっていました。

東京新聞編集部の意図をうかがうために電凸したところ、取材依頼書をメールするように指示されましたが、期日までに回答を頂くことはできませんでした。

コロナ禍が収束しなければ、更に自粛要請期間が延長されそうな中、自己中心的な観光客同様に、不適切な時期の記事を差し替える配慮もなかった新聞は残念です。(文◎九頭龍腐流腐流)