長野市の茶臼山動物園は、飼育する雌のオランウータンがクレヨンを口紅のように塗った「ほっこり」した姿をSNS上に公開しています。
ピンク色の口元。まるで口紅のようです。
茶臼山動物園では、1月下旬に、雌のオランウータン「フジコ」(30歳)に絵を描く訓練として、子ども用のクレヨンを与えました。これまで、紙に円い模様を描いていたということですが...
今月15日朝、飼育員がオランウータン舎に行ってみると、なんと、フジコが口元にピンク色のクレヨンを塗っていたというのです。
担当飼育員の中村太郎さんは、「びっくりした。人の顔や動きをよく観察する姿を見ていたが、化粧までするとは思わなかった」と話します。
また、額にもピンク色の模様が…動物園は、リボンではないかと推測しています。
中山靖副園長は、「人間でいえば、大人の女性。来園者の化粧を見よう見まねでやったのでは」とみています。
茶臼山動物園によりますと、オランウータンは人間の5歳児並の知能があるとしています。フジコは、普段から好奇心が強く、来園者が身に着けているものに興味を示したり、初めてみるものを指さすこともあるといいます。