交通業界の悲鳴! コロナ収束後を見据えた議論を
人々の移動とお出かけを守れ
新型コロナウイルスの感染拡大が社会に甚大な悪影響をもたらす中、人間活動の基本である「移動」「おでかけ」も大幅に制約され、またそれを担う交通サービスも厳しい状況に陥っている。
鉄道・路線バス・タクシーといった公共交通機関は利用者が大幅に減っているため、体力のない事業者の経営が行き詰まることが懸念され、また乗務員の雇用や健康確保にも不安が生じている。
また高齢者・障害者の移送を担う福祉サービス分野でも、必要な移送を安全に確保することに苦慮している状況だ。
今回の未曽有の危機を乗り越え、感染拡大が収束した後に必要となる「移動」「おでかけ」の手段を確保するため、闊達な意見交換が期待される。
開催概要
参加方法
■開催日時:2020年4月24日14:00~17:00
感染拡大予防のため、オンラインでの開催となる。
登壇者は、勤務先や自宅からウェブを通して発言。参加者は勤務先や自宅にてオンライン視聴(ウェブ会議システム「Zoom」上での議論を「YouTube」にて配信) 。
参加登録
誰でも自由に無料で視聴可能だが、参加人数を把握するためグループ・イベント管理サービス「Peatix」での事前登録に協力をお願いしている。
視聴方法
当日は、「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム」ホームページにアクセスして視聴。なお、リアルタイムでの視聴ができない方も、録画したものを後から視聴が可能だ。
当日プログラム
■挨拶・メッセージ:国土交通省(公共交通政策担当)川鍋一朗 全国ハイヤー・ タクシー連合会会長
■趣旨説明:加藤博和(名古屋大学教授)
輸送人員が急減する一方、安定供給を求められる地域交通事業者の現状を説明
■事例紹介:進行 井原雄人(早稲田大学客員准教授)
交通事業者の経営者、担当者らから取り組み事例など紹介
■登壇:谷島賢(イーグルバス社長)、高田晋(熊本都市バス社長)、篠原俊正(ハートフルタクシー副社長)
■その他:東北各地のタクシー事業者の現状、取り組み
■議論・提言:進行 岡村敏之(東洋大学教授)
「交通崩壊」を防ぐため、国や社会、業界に求められる対策を議論し提言を表明予定
■とりまとめ:加藤博和、井原雄人、吉田樹(福島大学)、清水弘子(かながわ福祉移動サービスネットワーク)ほか
※敬称略