ライコネン、バーチャルレースへの参戦を否定「本当のサーキットを走れる日まで待つ方がいい」

©株式会社サンズ

 アルファロメオF1チームのドライバーであるキミ・ライコネンは、バーチャルレースの世界に参加することにはまったく関心がないとして、自分は実際のレースが再開されるまでじっと待つつもりだと語った。

 新型コロナウイルス感染拡大によりF1の序盤9戦は延期あるいは中止となっている。シーズンがスタートするまでの間、ファンを楽しませること、あるいは寄付金を集める目的で、多数のバーチャルレースが開催されており、毎週のようにプロのドライバーがオンラインでの戦いに参戦する様子が見られている。

 F1は公式バーチャルGPシリーズを立ち上げ、本来のカレンダーに従ってレースを開催、4月19日のバーチャル中国GPではマクラーレンのカルロス・サインツJr.がデビューを果たし、現役F1ドライバー7人が参加した。

 だが、シミュレーターでの作業に積極的でないライコネンが、近い将来シムレースに加わることはなさそうだ。

「やりたくなかったというわけではないが、イタリアまで飛んでシミュレーターに座ることが、必ずしもこの仕事を選んだ理由ではないと言っておこうか」とライコネンは『Corriere della Sera』紙に語った。

「コース上を走ることは、まったく別ものだ。いずれにせよ、シミュレーターはずっと複雑で、オンラインレースとは完全に異なるものなんだ」

「あまり興味がないし、本物のコースに戻れるまで待つほうがいい」

2020年F1バルセロナテストでのライコネン

 グランプリが開催されるまでにはある程度時間がかかるものと思われ、ドライバーたちは長い待期期間を過ごす可能性が高い。ライコネンは、F1とFIAがゴーサインを出すのは、危険が完全になくなったときになると確信している。

「F1組織とFIAは、再び安全となったときにシーズン再開の決断を下すだろう」とライコネンは付け加えた。
「その決定は僕たちがすることではないが、彼らが慎重な判断を下すはずだ」

 それまでの間、ライコネンはこのシーズン中断を長い冬休みと同じだと考えている。

「通常はテストのためにバルセロナに戻る。今回は最初のレースに直接行くことになるね。何の問題もないと思うよ」
「意欲がみなぎっている。早くレースがしたいね」