キノコホテルが宅録デモ音源による新曲ミュージックビデオを公開

キノコホテルが新曲「赤い花・青い花」(閨房バージョン)のミュージックビデオを公式チャンネルにて公開した。

支配人のマリアンヌ東雲(歌と電気オルガン)によると、この新曲は3月に書かれたものの緊急事態宣言下でレコーディングが延期になっていることに痺れを切らし、マリアンヌの宅録デモという形で異例の公開に踏み切った。

ミュージックビデオは、各メンバーが自宅で撮影した映像と著作権フリーの映像素材のみで構成されており、「他者との接触を完全に避ける」形でマリアンヌ自らが制作したもの。

手洗いやマスク装着、ウィルスのイメージ映像などを織り交ぜ、現在世界を取り巻く深刻な状況をキノコホテルの世界観に落とし込んだ鮮烈な作品に仕上がっている。

【マリアンヌ東雲からのコメント】

皆さま、如何お過ごしでしょうか。

何か自分に出来る事は無いかと考えあぐねる余地も無く、気付けば何かに取り憑かれたかのように寝食も忘れて製作に没頭して居りました。

この楽曲のそもそものスタート地点は単に自粛生活によるストレスの捌け口でしたが、書き進めるうちに状況は刻一刻と悪くなり、当たり前のように会えて居た人々に会えない辛さが重くのしかかって来るようになりました。身内ですら、命を落とされた方々の顔に触れ声を掛ける事すら出来ない残酷な現実に打ちのめされました。

今戦い続けて居る皆さまが、会いたい人に早く会えますように。

巣篭もりで心身を壊してしまうことがありませんように。

映像を乗せながら最終的には、祈る気持ちで一杯になって居ました。

この楽曲が少しでも皆さまのエネルギーになってくれる事を願って居ます。

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