大石建設が体温計寄贈 長崎県と平戸市に計120台

県に体温計100台を贈った宅島社長(右)と中村知事=県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立ててもらおうと、大石建設(佐世保市)は23日、入手が難しくなっている非接触型体温計を県に100台、平戸市に20台寄贈した。
 県庁では宅島壽雄社長が中村法道知事に手渡した。中村知事は「(感染者が出た)クルーズ船でも体温計が足りないのでありがたい」と感謝を伝えた。宅島社長は「県内の各窓口などでもチェックに使ってもらえれば。早く終息することを願っている」と話した。
 同社は平戸市生月町で創業した。同市役所では、前田政則・執行役員統括営業本部長が寄贈。黒田成彦市長は「市民に感染への不安が広がっている。有効活用したい」とお礼を述べた。
 同社は佐世保、対馬両市にも寄贈する予定。

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