ネットで遠隔授業開始 学生感染の長崎国際大

遠隔授業で学生に英語を教えるローソン准教授(右)=佐世保市、長崎国際大

 学生の新型コロナウイルス感染に伴い、授業開始を延期していた長崎国際大(佐世保市)は23日、インターネットによる遠隔授業を始めた。学内への立ち入り禁止措置は5月6日まで続ける。
 同大では2日、20代男子学生の感染が判明。7日に予定していた授業開始を繰り下げていた。遠隔授業はビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」などを活用。3学部4学科と大学院の学生約2300人を対象に原則全ての講義で当面5月下旬まで実施する方針。
 この日、国際観光学科の2年生15人に対し、遠隔で英語の授業をしたトム・ローソン准教授は「各学生で通信環境に差があるなどの課題もあるが、できることに挑戦しながら取り組む」と話した。
 同大は「施設の消毒などやるべきことは全てやった。学生や地域の方々の安全安心を守る措置を取りながら運営を続ける」としている。

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