「ピルロワイン片手に」宅飲みしてみたら超贅沢だった件

新型コロナウィルスの影響で自粛が続いている。外でご飯を食べようにもお店が空いていないので家で自炊をするようになったという人も多いだろう。

今回は、あのアンドレア・ピルロが手掛けたというプラトゥム・コーレル(ピルロワイン)を片手に家庭でできるプチ贅沢をしてみたぞ。

今回は、私の大学の後輩でシェフのMさん(調理師免許を持ち神楽坂のイタリアンで働いた後、六本木や新宿のお店でも活躍)にお願いしてワインとのマリアージュを考えてみたぞ。

そして私は…と言うとなぜかコムラードオブチーズというチーズソムリエの資格を持っているので役立たずながら聞き手としてアシスタントに回った。

今回我々が入手したのはMONOSという干しブドウから作られた白ワイン。

Mさん(以下略) 白ワインということでアヒージョに合わせようかなと思いましたがとても甘口です。本来ならばデザートワインとして使うのでしょうが、ホタルイカのアヒージョをピリ辛仕立てにしてあえて甘辛ミックスとしてみました。

 正統派の楽しみ方としては食後のおつまみとしてチーズに合わせるのがオススメです。特にパルミジャーノとかの塩気強いハード系、熟成が効いたタイプ、ちょっとクセが強いチーズがオススメですね。反対にワインに少しとろみがあるので、クリーミーなものは舌触りが似てしまうのでお勧めできません。

 チーズが苦手な人であれば、ハムとかレーズンも合うと思います。逆にチーズ好きにおすすめしたいのがゴルゴンゾーラチーズのピザとの組み合わせです。ワイン自体がはちみつみたいに甘い香りなので、「はちみつ代わりにワインを飲む」イメージでしょうか。若き日のピルロは中性的なイケメンでしたがブレシアやインテル時代を思い出すようなおしゃれで小粋な感じですかね(笑)。

 ワインのお味ですが、すっきりして、甘さもくどくないだけどモッタリとして今度はレジスタになってからのピルロのベルベットなパスを彷彿とさせます。一方で、しっかりとしたコクと豊潤な香りを感じます。スチールタンクで熟成しているそうなのですが、フルーティーでまるで樽で熟成したような香りもあります。

ピルロという名前がなくても甘口のワインとしてとても優秀です。ぜひ自宅で飲んでみて欲しいですね。小瓶もありますから一人で飲むのにも最適だと思います。

サッカーファンにはピルロの考えが食を通して触れるこおができるって魅力じゃないでしょうか?お酒が苦手という女性にもこれならオススメしたいです。

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