「コスタ・アトランチカ」号の乗員43人が新型コロナ感染、計91人に

長崎市によると、三菱重工業長崎造船所香焼工場に修繕のため停泊中のクルーズ船「コスタ・アトランチカ」号の乗員43人から、新型コロナウイルスの陽性反応があったことを明らかにした。

これにより、91人の感染が判明したことになる。PCR検査などを実施したのは、前日比208人増の335人に増えた。

4月22日の発表によると、「コスタ・アトランチカ」号は、1月29日に長崎港に入港。2月20日からドッグに入り、3月25日まで船の修繕を行っていた。4月14日に乗員1人が発熱し、4月21日に1人目の陽性者が確認された。船内には623人の乗員がいるという。船に出入りした、三菱重工業のグループ会社社員に、体調の異常はないという。長崎市では、情報収集や関係機関との情報共有を行う専任チームを設置している。厚生労働省はDMAT(災害派遣医療チーム)とクラスタ対策の専門家を派遣した。

長崎港には、クルーズ船「コスタセレーナ」、「ネオロマンチカ」が停泊しており、早期に出港し、乗員を帰国させる見通し。

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