今世界で最も優れている右サイドバック、TOP10

『FourFourTwo』は、「今世界で最も優れている右サイドバックTOP10」という記事を掲載した。

サッカーが戦術的になるに従って重要なポジションとなってきたサイドバック。右のポジションで現在もっとも優秀な選手とは?

10位:トマ・ムニエ

クラブ:PSG

若手のダグバとポジションを分け合う状況にはなっているが、それでも彼の能力は見逃せないものだ。怪我さえなければ、この長身から繰り出す迫力あるオーバーラップと得点力は魅力である。

勤勉で知的、優れたクロッサーでもあり、リーダーシップもある。多くのビッグクラブが彼の引き入れを狙っていることは当然である。

9位:ネウソン・セメド

クラブ:バルセロナ

2017年に3500万ユーロ(およそ40.9億円)でバルセロナに加わったネウソン・セメドは、ダニ・アウヴェス退団後に固定できなかった右サイドバックのポジションに収まった。電光石火のスピードと素早い足さばきを持ち、上がればもう一枚のFWとして振る舞うことも可能だ。

まだ最終的なボールの精度を高める必要はあり、安定感には欠けているところもある。しかし守備面でも高い能力を誇るため、様々な条件の中で活躍できる存在だ。

8位:ダニ・カルバハル

クラブ:レアル・マドリー

ロシアW杯後は怪我で苦しんだが、見事に復活。地味な選手であるがレアル・マドリーに欠かせない存在であり、非常に経験豊富だ。

戦術的な規律に優れており、怪我さえなければコンディションを完璧に整えてくる。スターだらけのチームの中で一心不乱に努力する、その一貫性と責任感には各方面から称賛の声が上がる。

7位:バンジャマン・パヴァール

クラブ:バイエルン

このランキングでトップに入らないのは、むしろ彼がセンターバックもこなせる便利な選手だからだ。ヨシュア・キミッヒが中盤をやれば彼がサイドに移り、そのポジションを埋める。

タックルがうまく、キックが非常に正確。ビルドアップも整えられる。相手チームの選手にとっては悪夢のような存在だ。

6位:リカルド・ペレイラ

クラブ:レスター

2018年にレスターが彼を高額の移籍金で買った時、数人の評論家は眉をひそめた。ただ、その値札は決して高いものではなかった。常に優れたパフォーマンスを見せ、攻守に貢献している。

今季はプレミアリーグで誰よりも多くのタックルを試みており、豊かなスタミナとチャレンジでサイドを支配している。

5位:アシュラフ・ハキミ

クラブ:ドルトムント

まだ21歳という若さのアシュラフ・ハキミ。レアル・マドリーから2年間のローンという特殊な条件でボルシア・ドルトムントに加入し、ドイツで急速な発展を遂げた。

ときには左サイドでもプレーするなど多くの経験を積み、5ゴール14アシストを記録。来季はスペインに戻るのか、あるいはドイツに残るのか。どちらにしてもさらなる成長を見せることは間違いない。

4位:カイル・ウォーカー

クラブ:マンチェスター・シティ

ジョゼップ・グアルディオラ監督に率いられたマンチェスター・シティの中で最も一貫性のある選手だ。ピークはわずかに過ぎてしまったかもしれないが、モダンなDFに求められるすべてを備えている。

素早く、強く、戦術眼もあり、複数のポジションをこなせ、スタミナがある。前線の選手にスペースを与えることもでき、アシストもできる。

3位:アーロン・ワン=ビサカ

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

今プレミアリーグで最も一対一に強いディフェンダーだと言える。まだ22歳の彼は類稀なフィジカル的資質を備えており、ラヒーム・スターリングとの対戦はファンをワクワクさせた。

欧州で最高のタックル成功率を記録しており、デュエルの勝率は85%に達している。賢く、強く、早く、自信にも満ちている。

2位:ヨシュア・キミッヒ

クラブ:バイエルン

世界最高の守備的MFになることに集中しなければ、彼はすぐに世界最高のユーティリティプレーヤーになれるだろう。どちらのポジションも難なくこなす24歳は、まさにフィリップ・ラームの後継者である。

200試合で21ゴール48アシストという記録が証明しているように、守備だけではなく攻撃でも力を発揮できるし、ボールを失うこともほとんどない。

1位:トレント・アレクサンダー=アーノルド

クラブ:リヴァプール

右サイドバックというポジションは、おそらくサッカーで最重要のポジションと考えられたことはない。しかしいい選手がそこにいることでチームは大きく改善する点も指摘される。

アレクサンダー=アーノルドはまだ21歳だが、欧州で最も一貫性がある選手の一人だ。今季は12アシストを決めており、プレミアリーグでそれを超えるのはケヴィン・デ・ブライネだけだ。

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