ジャズシンガーとしての一面も 岡江久美子さんレコード制作に加わったスタッフが「手作り料理を差し入れする気遣いの女性でした」

写真はイメージです。

新型コロナウィルス肺炎のため、岡江久美子さんが23日午前5時20分頃に東京都内の大学病院でお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。夫の大和田獏さんが長女の美帆さんと連名で「悔しくて悔しくて他は何も考えられない。コロナウイルスは大変恐ろしいです」とコメントを出されました。

テレビドラマ「意地悪ばあさん」で数年、大和田獏さんと夫婦役を演じた女優で個性心理学講師の白石まるみさんは、

「何度か奥様の岡江さんともお会いしたことあるけど、感じの良い方だったから…ほんと、ショックで…めっちゃおしどり夫婦だったから…。よく獏さんが岡江さんの話してたけど、本当に仲がいいんだなぁって思ってたから、、素敵なご夫婦の関係だなと、二十代の時に憧れてました。とにかく、私の中では、ずっと恋人同士のようなご夫婦だと思っていまして、以前、『意地悪ばあさん』のロケで、役者仲間で飲んだ時、獏さんが岡江さんのことを大好きだと言ってたのを思い出して、、。獏さんやお嬢さんの気持ちを思うと…本当に、言葉も出ません。ほんと、ショックです。お気の毒です。

コロナ…本当にいるんだな…もう直ぐゴールデンウィークだけど、国民一人一人の注意と努力、免疫力の強化が必要ですね。この闘いは長丁場になりそうだけど、心を一つに頑張るしかないですね。岡江さんのご冥福をお祈り申し上げます。合掌」

と語りました。

一方、岡江さんは大和田さんとの結婚後にジャズシンガーとして、『YES, I FEEL/岡江久美子』というアルバムを1982年4月1日にリリースなさっていました。

アルバム制作に参加したKTさんは、

「すでに彼女は女優としてとても有名でしたが、サバサバしていて気さくな方でした。その頃の私は、箸にも棒にもかからないくらいの人間でしたが、それでも制作がうまく進行するように気遣って頂き、すごく人間的な魅力に溢れる素敵な方でした。未だに覚えているのは忙しいスケジュールの合間を縫って手作りの料理を差し入れしていただいた事です。それは今も記憶にハッキリと残っています。今回の訃報を聞いた時暫く何も考えられないくらいショックでした。本当に心よりお悔やみとご冥福をお祈りいたします。本当に残念です」

と当サイトに追悼コメントをくださいました。人の心に長年残る気遣いに関しては、薬丸裕英さんと長年MCを務めたTBS系の朝の生活番組「はなまるマーケット」の出演者もおっしゃっていました。63歳という若さで、4月6日朝に緊急入院して、突然の悲劇は悲しすぎます。合掌。(文◎霜月潤一朗)

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