地元物産 購入で支援 雲仙市が販売会 今後も役所で週1回予定 新型コロナ影響 売り上げ減

雲仙市の物産品を買い求める市職員=同市役所

 長崎県雲仙市は24日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが落ちている市内の物産店を支援しようと、市役所本庁舎に3業者を招いて販売会を開き、市職員が海産物などを買い求めた。

 市観光物産課が企画。今後は市内業者に広く参加を募り、週1回程度のペースで販売会を開く予定。
 今回は市物産観光振興協会の協力で試験的に実施。海産物の宅島海産、湯せんぺいなど土産物の遠江屋本舗、オリーブ製品のナチュラルファーミングが、市役所の昼休み時間に出店した。宅島海産の宅島新吾さん(44)は「売り上げが減り厳しい中、商品には賞味期限があるので、市役所で販売できる機会はとてもありがたい」と話した。
 また、市は新型コロナ感染防止のため、25日から5月6日まで温泉入浴施設や図書館(室)など市営施設を全館休館。電話窓口を設け、健康相談(電0957.36.2500)、商工農業相談(電0957.38.3111)を受け付ける。

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