長崎クルーズ船クラスター 厚労省対策班「二次感染の可能性低い」

 長崎県入りしている厚生労働省クラスター対策班の鈴木基(もとい)氏は25日、長崎市のホームページ上で、クルーズ船コスタ・アトランチカの船内で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生したことを受け、市民の不安や疑問に動画で回答。船外に出た乗組員と接触していたとしても「感染の可能性は低い」との見解を示した。
 鈴木氏は動画で、11日より前に市民が乗組員と接触したとしても「既に2週間たっている」とし、「バスやタクシーなどで同席したあるいは買い物で一緒にいたとしても、そこで(二次)感染した可能性は極めて低い」と説明。現在船内は全員個室隔離となっているため「市内で感染が広がることも考えられない」と述べた。
 また、不要不急の外出を控えることや、マスクの着用、手洗いうがいの徹底などの大切さを強調。「みんなで協力して長崎での感染が広がらないよう努力しましょう」と呼び掛けた。

 


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