【球界名場面】「度が過ぎた緩急」 大谷翔平が打者を翻弄した球速差50キロ“反則投球”

球速差50キロの投球をみせた日本ハム時代の大谷翔平【画像:パーソル パ・リーグTV】

初球109キロから2球目に159キロ… 球速差50キロの緩急で打者を翻弄

新型コロナウイルスの感染拡大を受けプロ野球の開幕は再延期が決まった。緊急事態宣言も出た今、「#Stay Home」プロジェクトも広がっている。選手、ファンにとってはもどかしい時間が続いているが、こんな時こそ過去の名場面を振り返り少しばかり気を晴らしてみてはいかがだろう。「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeではファンの心を満たすような映像を公開。ここでは日本ハム時代の大谷翔平投手の、驚異の球速差50キロ投球を紹介する。

2014年6月11日、札幌ドームで行われた日本ハム対巨人戦。この試合で先発マウンドに上がっていたのは現エンゼルスの大谷だった。6回2死の場面で大谷が打者・亀井に投じた初球は大きく弧を描く109キロのスローカーブ。まさかの遅球に亀井は手が出せない。

続く2球目は50キロ速い159キロの速球。亀井はこれに振り遅れてファールとなり、たちまち2球で追い込まれた。3球目は33キロ遅い126キロで投ゴロに。日本球界最速を誇りつつも速いだけではない緩急を使った投球で、歴戦のベテラン打者を手玉に取った。

ある意味反則級の球速差50キロには、ファンからも「こんなん打てるわけねえだろ」、「なんでカーブが俺のストレートと同じくらいなんだよ…」、「漫画のキャラが現実にいることがまず反則」、「ピッタリ50キロ違うってのがまた凄い」、「度が過ぎた緩急は禁止にすべきでは?」と驚きを通り越した呆れ笑いが漏れた。(Full-Count編集部)

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