東京メトロ 日比谷線 13000系13144F 近畿車輛を出場、全44本が出そろう_東武鉄道への搬入ルートが気になる

東京メトロ 日比谷線に29年ぶりの新型車両として2017年に登場し、すべての編成が近畿車輛で製造され続々と営業運転についている、13000系。

その製造計画本数44本のうち、最後の44本めの13000系13144Fが、近畿車輛を出場。まもなく東武鉄道へ搬入される見込み。

これまでは、廃止が決まった秩父鉄道三ヶ尻線を経由して、東武鉄道へ送り込まれていた。今回の搬入ルートが気になるところ。

日比谷線は、3・5ドアの18メートル級の東京メトロ03系・東武20000系 8両編成から、4ドア20メートル級の東京メトロ13000系・東武70000系 7両編成へと更新。

これまで日比谷線をかけていた18メートル8両の03系・20000系は、3月にしれっと営業運転から退き、すべてが20メートルの13000系・70000系に。

日比谷線のりばでは、7両4ドアのホームドア設置工事がすすむ。

13000系はこれで計画どおり44本が出そろった。東武はこのあと70090型という、縦横に座席が回転できる型式なども出てくる。

70090型は、2020年6月6日に誕生する、東武線・日比谷線 相互直通列車初の座席指定制列車「THライナー」を担う。

いっぽう、日比谷線を離脱した18メートルの東京メトロ03系と東武20000系は、東武宇都宮線むけに改造され、20400型として活躍の場を移す車両も。

東京メトロ03系のなかには、2両や3両に組成変更し、熊本電鉄や北陸鉄道、長野電鉄へと渡る車両もある。

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