DeNAロペス、丸刈りスマイルで登場 自宅でも汗、通算2千安打視界に

ビデオ会議アプリで取材に応じたロペス

 チーム最年長の頼れる助っ人は泰然自若としていた。横浜DeNAのホセ・ロペス内野手(36)が26日、ビデオ会議アプリで取材に応じ、「今は大変な状態だが、いつ開幕してもいいように自分のできるトレーニングを積んでいる」と話した。

 来日8年目のロペスはオープン戦や練習試合で打率3割をマーク。好調を維持するため、週3度の自主練習では早めに横浜スタジアム入りする。この日も約2時間、ウエートトレーニングやゴロ捕球、打撃練習をソトや大和らと取り組んだ。新たに自転車型トレーニング器具を購入し、自宅では朝晩で計1時間半近く汗を流しているという。

 開幕のめどはいまだ立たない。ロペスは「試合数が減りどうなるか分からないが、1本でも多く本塁打、1打点でも多く打点を稼ぎたい」と言う。あと66本に迫る日米通算2千安打も視界に捉える。

 米アリゾナ州に住む家族の来日予定も白紙となった。「寂しいですね、本当に」。空き時間に自宅でベネズエラ料理を作ったり、家族と連絡を取ったりして過ごしている。

 気分転換のために、自らの手で丸刈りにした陽気なチームリーダーはビッグスマイルを浮かべながら、ピースサインを送った。「開幕に100%の状態でいけるようにしたい」

© 株式会社神奈川新聞社