石岡市長に谷島氏 3新人の争い制し初当選

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初当選を果たし万歳する谷島洋司氏(中央)=午後8時38分、石岡市東光台

今泉文彦市長の辞職に伴う石岡市長選は26日、市内52カ所で投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元県議の谷島洋司氏(57)が、元市長公室長の佐々木敏夫氏(62)と無職の藤井優雄氏(55)=いずれも無所属=の新人2人を破り初当選した。当日有権者は6万2575人で、投票率は49.27%(前々回53.19%、前回無投票)。

今泉氏の辞職の引き金となったのは、石岡地域医療計画。市議会の反発を受けて新年度予算に盛り込めなかったことなどから、任期途中での突然の辞職となった。そのため各候補とも、公約を練るのに十分時間がない中での「短期決戦」となった。有権者にも戸惑いが生じ、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛も影響して、投票率は前々回を下回った。

争点となったのはやはり地域医療計画。谷島氏は「石岡市医師会病院と石岡第一病院が一緒になって公立病院化しないと、市内病院のベッド数が激減し医療崩壊してしてしまう」として、今泉氏の考えを継承し危機感を訴えた。県議として培った県とのパイプにも有権者が好感を寄せて、支持を広げた。

佐々木氏は「産科設置と小児科充実の問題が、2病院の統合公立化に変わってしまった」として計画見直しを主張したが、医療環境劣化を懸念する有権者に受け入れられなかった。藤井氏はこの争点に加わらず、まちづくりへ独自の公約を掲げたが及ばなかった。

午後8時半ごろ、同市東光台の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、支持者から大きな歓声が沸き起こった。谷島氏は「これから夢と希望の持てる石岡市にしていきたい。皆さんに支えてもらいたい」と喜びを語った。(藤崎和則、成田愛、秋葉凌)

【谷島洋司(やじま・ようじ)氏の略歴】
市社会福祉協議会理事、当選1回。元県議当選1回、市教育委員長、八郷ライオンズクラブ会長、瓦会郵便局長。立正大卒。瓦谷