【新型コロナ】外出自粛で目届かず…強盗事件急増 神奈川、前年同期比2.6倍

 神奈川県内で強盗事件が急増している。路上強盗のほか、店舗や住宅に押し入る「侵入型」も増加。新型コロナウイルスの感染拡大で、不要不急の外出自粛が要請され、地域を見守る目が行き届かない事情もあり、県警は自衛策を呼び掛けている。

 県警によると、今年の強盗事件(未遂を含む)の認知件数(速報値)は3月末で、前年同期比2.6倍の52件。大半の41件で容疑者が摘発されたが、3カ月間で昨年1年間の認知件数(109件)のほぼ半数に達した。

 店舗強盗が前年同期比4倍の12件。うち7件はコンビニエンスストアが狙われた。路上強盗も11件で、前年同期比で倍増。金銭を脅し取るだけでなく、凶器などを使ってけがを負わせた凶悪な事案もあった。

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