【新型コロナ】「再燃」か「再感染」 熊本県内初の再陽性

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 熊本市は26日、新型コロナウイルスに感染した後でいったん陰性になり、4週間の健康観察中だった同市東区の20代女子学生が再び陽性になったと発表した。県内で「再陽性」が確認されたのは初めて。学生の同居家族で50代の女性会社員の感染も確認し、県内の感染確認は46人(うち同市38人)となった。

 市によると、学生は3月下旬、関西方面に旅行した後、4月3日に感染が判明。症状は軽く、2度のPCR検査が陰性だったため9日に退院した。感染症指定医療機関による16日の経過観察でも症状はみられなかった。

 ところが、17日からけん怠感や味覚・嗅覚の異常を訴え、市保健所に電話。主治医への相談や保健所との連絡を経て25日に感染症指定医療機関を受診し、26日に再陽性が判明した。味覚・嗅覚の異常はあるものの、発熱の症状はない。

 再陽性について市は、ウイルス量が減った後に再び増える「再燃」と、抗体ができてウイルスが体内からなくなった後に感染する「再感染」の2種類があると説明。国によるゲノム(全遺伝情報)解析で再燃か再感染か確定してもらう。

 学生は退院後、自宅待機していたが、生活必需品の買い物や郵便局で用事を済ますため外出した日があったという。

 一方、同居家族は24日にけん怠感と頭痛を訴え、26日に感染が判明。発症前の20日と21日は会社に出勤していた。市は学生から感染した可能性が高いとみている。(久保田尚之、潮崎知博)