新型コロナ予防策、心得「18の目標」 店舗、事業所に掲げ啓発 島原青年会議所

「18の目標」を店頭に掲げる前田さん=島原市、山口屋染物店

 島原半島3市の自営業者らでつくる島原青年会議所(平石大地理事長、53人)が、感染拡大を続ける新型コロナウイルスの脅威から地域を守ろうと、18項目の目標を掲げた啓発パネルを会員に配布し、それぞれの店や事業所などに掲示してもらう取り組みを始めた。島原半島内の会員以外の事業所にも賛同を呼び掛けている。
 プロジェクト名は「島原青年会議所 VS COVID-19(新型コロナウイルス)」。半田青年会議所(愛知県)の同趣旨の取り組みに倣い、15日から展開している。
 パネルではイラストを用い、手洗い、うがい、消毒、換気などの予防策を示した。このほか、「間違った情報に振り回されない」「感染への偏見や差別はゼロ」「必要以上の買い占めはダメ」などの文言も並び、会員や来客ら地域住民に注意を呼び掛けている。
 島原青年会議所副理事長で山口屋染物店=島原市弁天町=の前田尚美さん(36)は店頭にパネルと、商品の手作りマスクの案内を並べて掲示。「(パネルは)カラフルで目に留まる。各店で衛生管理の取り組みや商品も併せて紹介し、お客さまに安心して来店いただきたい」としている。

 


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