イグアイン、26歳で「引退しようと思った」と告白

レアル・マドリーやナポリ、ユヴェントスで活躍してきた元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン。多くのゴールを決めてきたストライカーだが、その一方で批判を受けることも。

ビッグゲームでチャンスを逃したり、あるいは体重が増えすぎていると指摘されたり…。彼は『Marca』に対して以下のように話したそう。

ゴンサロ・イグアイン 「僕は常に後悔していたよ。自分の殻に閉じこもり、外に出ようとしなかったことを。人々が何を言ってくるか、恐れていたんだ。

多くの人々は、『君は金を稼いでる』と言うが、友人は金で買えない。母に会いたくなっても、15時間はかかる。もちろん飛行機のチケットは買えるが、10分も行けば会えるのとはわけが違う。

人々はそれらを見ない。何を見ているのかといえば、ネットにボールを入れることだけだ。それをすることで金を得ているから。

僕は最高のリーグで、最高のチームのために、3回のワールドカップとコパ・アメリカでプレーした。5歳の頃にはこの10%も想像していなかったが、それを成し遂げた。

なのに、人々が言うことなど何を心配する必要があるのか。それを理解し始めたとき、僕は外に出て生きることにしたんだ」

「(2014年の夏、ワールドカップ決勝では大きなチャンスを逃して批判を受けた)

『この男はもうダメだ、失敗だ。二度とサッカーをさせるな』と人に言われるのは簡単なことじゃないよ。心が痛む。

目的を達成できなかったのは事実だが、失敗だったか?3回も決勝戦まで進んでいれば、それは失敗じゃない。

僕はサッカーをやめようとしていたよ。しかし、母がプレーを続けるようにと言ってきた。

それが僕次第だったら、もう辞めていたと思う。サッカーは僕が愛するものだが、母のことはもっと愛しているから。

彼女は、『私のためにあなたが愛するものから離れるべきではない』と言っていた」

2014年のワールドカップ決勝、開始直後のプレーで完全に裏へと抜け出した26歳のイグアイン。しかしフリーのチャンスでシュートを左に外してしまった(動画3秒~)。

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その後もクロスから決めたゴールがオフサイドで認められないなど不運が続き、延長戦の末にマリオ・ゲッツェのゴールで0-1と敗れている。

アルゼンチン代表は2014年W杯、2015年コパ・アメリカ、2016年コパ・アメリカと3大会で連続決勝戦まで進出するも、その全てに敗北した。

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イグアインはそのときに受けた批判から自分の殻に閉じこもり、一時期はサッカーをやめようとまでしていたそう。

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