みちのく、浪速、九州、房総… “ダルビッシュ2世”と呼ばれた投手たち

DeNA・国吉佑樹、ソフトバンク・武田翔太、西武・高橋光成(左から)【写真:荒川祐史】

○○のダルビッシュと呼ばれた選手たちのプロ成績を振り返る

プロ注目、ドラフト候補の選手たちによく見る○○のダルビッシュ、○○のイチロー、○○ゴジラ……。高身長、左打者の巧打者、左の大砲などの特徴として球界トップクラスの選手たちの名前が使われる。今回は“ダルビッシュ”と比較された選手たちの振り返っていく。

以下は“○○のダルビッシュ”と呼ばれた主な投手たち。

○“九州のダルビッシュ”
ソフトバンク 武田翔太 身長186センチ
通算 159試合 57勝38敗、防御率3.30

○“房総のダルビッシュ”
西武 相内誠 身長185センチ
通算 21試合 0勝7敗、防御率10.05

○“前橋のダルビッシュ”
西武 高橋光成 身長190センチ
通算61試合、24勝24敗、防御率4.25

○“帯広のダルビッシュ”
日本ハム 杉浦稔大 身長189センチ
通算 50試合登板 12勝12敗、防御率4.41

○“松戸のダルビッシュ”
日本ハム 上沢直之 身長187センチ
通算 87試合登板 33勝32敗、防御率3.36

まずはパ・リーグで見てみるとソフトバンクの武田は高卒1年目から8勝をマークするなど早くから活躍しホークスのエース格として君臨。近年は中継ぎとしても登板している。武田に次ぐ成績を残しているのは西武の高橋光だろうか。昨季は先発ローテとして自身初の2桁(10勝)をマークするなど西武の次期エースとして期待されている。

阪神・藤浪晋太郎、カブス・ダルビッシュ有、エンゼルス・大谷翔平(左から)【写真:荒川祐史、Getty Images】

阪神・藤浪晋太郎は高卒1年目から3年連続2桁勝利をマーク

○“公立のダルビッシュ”
巨人 桜井俊貴 身長181センチ
通算 49試合 8勝8敗 防御率4.70

○“熊本のダルビッシュ”
DeNA 国吉佑樹 身長196センチ
通算 178試合 17勝25敗、防御率3.86

○“浪速のダルビッシュ”
阪神 藤浪晋太郎 身長197センチ
通算 128試合 50勝40敗、防御率3.25

○“離島のダルビッシュ”
阪神 藤谷洸介 身長194センチ
1軍登板なし(2018年から野手転向)

○“伊予のダルビッシュ”
広島 アドゥワ誠 身長196センチ
通算 72試合 9勝7敗、防御率4.08

セ・リーグに目を向けるとやはり阪神の藤浪が目立つ存在だ。高卒1年目から3年連続2桁勝利をマークするなど虎の若きエースとして活躍。近年は制球面で不安を残し昨季は自身初の未勝利に終わったが復活が待たれる。広島のアドゥワ誠も高卒2年目の18年に中継ぎとして53試合に登板、昨季はプロ初先発も経験するなど19試合に登板している。

○“みちのくのダルビッシュ”
エンゼルス 大谷翔平 身長193センチ
日本ハム通算 85試合 42勝15敗、防御率2.52
MLB通算 10試合 4勝2敗、防御率3.31

藤浪晋太郎と同じ年で2012年は2人の“○○のダルビッシュ”がドラフトの目玉になった。今後も○○の……といった選手たちが現れるのか注目だ。

○“本家”
カブス ダルビッシュ有 身長196センチ
日本ハム通算 167試合 93勝38敗、防御率1.99
MLB通算 170試合 63勝53敗、防御率3.57(Full-Count編集部)

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