「新型コロナウイルス」関連倒産 旅館経営の(有)あまくさの島[熊本]が破産開始

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 (有)あまくさの島(TSR企業コード:912199970、法人番号:2330002029432、上天草市龍ヶ岳町樋島2701-2、設立2001(平成13)年4月、資本金300万円、谷脇鉄兵社長)は4月17日、熊本地裁天草支部より破産開始決定を受けた。破産管財人には森匡史弁護士(上天草法律事務所、同市大矢野町中838-2、電話0964-27-5108)が選任された。
 負債総額は債権者26名に対し約6300万円。

 上天草市龍ヶ岳町の旅館「旅館 漁師の郷」の運営を目的に設立し、2009年1月に破たんした(株)谷脇工業(TSR企業コード:910127956、熊本県天草市)の事業を継承する形で建築工事業も併営していた。
 旅館業では熊本県外からの観光客や釣り客を中心に売上を伸ばしていたが、建築工事業は2014年3月期をピークに完工高の減少が続き、2017年頃には工事部門から撤退した。
 以降は旅館経営のみとなり、約6000万円の年間売上高で推移していたが、採算性は低くたびたび赤字を計上。また、旅館など既存設備に対する借入負担も重く、資金繰りも逼迫していた。
 こうしたなか、「新型コロナウイルス」の影響で、2月より宿泊のキャンセルが相次いで売上が急落。先行き見通しも立たなくなったため、3月初旬に旅館を閉鎖し今回の措置となった。