鶴岡のHMT社、ワクチン共同開発へ

大阪大などと、有効性評価など関与

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 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT、鶴岡市、橋爪克仁社長)は27日、新型コロナウイルス感染症のワクチン開発に参画すると発表した。大阪大や、遺伝子医薬品研究開発のアンジェス(大阪府茨木市)などの共同開発に、ワクチンの有効性の評価などで関わる。

 HMTは同社のメタボローム(代謝物質)解析技術を活用し、ワクチン接種後に生体内でどのような代謝変動が起きるかを分析。ワクチン接種によってできる抗体の量や強さなどを解析する。また、ワクチンの有効性の評価指標となるバイオマーカー(特定の病状などの指標)を探索する。

 開発しているのはDNAワクチン。新型コロナ感染に関わるタンパク質の遺伝情報を組み込んだDNAを接種することで、免疫を与えるという。病原体を使用せず、安全かつ短期間で製造できる特徴がある。

 アンジェスによると、既にマウスなどへの投与を開始し、抗体ができるかや、安全性などの確認を進めており、人への臨床試験(治験)開始は7月を目指している。大阪大とアンジェスとの共同開発にはHMTを含め6社が加わっている。