柏崎原発工事、感染防止で8割中断 東電 社員陽性受け追加対策

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 東京電力新潟本社は27日、新潟県柏崎市在住の東電社員やその家族で新型コロナウイルス感染が相次いだことを受け、柏崎刈羽原発での工事のうち8割を中断するなどの感染拡大防止対策を発表した。同日~5月10日の間、実施する。7号機の安全対策工事については「12月の完了予定に影響はない」とした。

 東電はこれまでも、社員に対し県外への業務上の往来を原則禁止するなどしてきたが、新たに工事中断を対策に追加した。現在行っている約600件のうち、法定上必要な工事など約120件を除いていったん止め、作業員を7割減らして1300人とする。

 原発に出入りする協力企業50社にも、県外との往来を禁止するなど行動自粛を求め、外出する場合は行動記録を残すよう要請した。

 27日に記者会見した東電新潟本社の橘田昌哉代表は「地元の方々に心配をかけ、心からおわびする」と陳謝。感染が確認された社員4人のうち、新潟本部所属の2人が柏崎市内の事業所の同じ部屋で働いていたことを明らかにしたが、「感染経路について新たに分かったことはない」とした。

 また、県内で勤務する社員1200人の行動履歴を把握するアンケート調査を行っていることも明らかにしたが、結果は公表せず、感染者が出た場合に保健所へ情報提供するとした。