水上、湯前、多良木、あさぎりの4町村と熊本陸上競技協会は23日、「第1回奥球磨駅伝競走大会」を10月4日に開催すると発表した。高校、大学、実業団の選手たちが一斉スタートし、区間の距離は違うものの同一コースで競う全国的に珍しい競技方法という。
実施するのはいずれも男子のみで、高校7区間、大学・実業団は4区間。高校は全国高校駅伝とほぼ同じ区間距離で、各県予選前の時期もあって九州内外の強豪校が力試しに出場することを期待している。参加資格は原則、日本陸上競技連盟の登録チーム。計100チームを見込んでいる。
コースは、多良木町役場前を発着点とする42・1キロ。国道219号を中心に4町村を通過する。ほぼ平たんで、好記録を狙いやすいという。
あさぎり町を除く3町村は、2013年から「奥球磨ロードレース」を開催。2年ほど前から駅伝開催の要望が多く、昨年7月から同町を加えて準備を進めてきた。
実行委員会の発足式が同日、水上村であり、会長の中嶽弘継・水上村長が「球磨郡は陸上競技が盛ん。新型コロナウイルスが終息しているか心配だが、ぜひ成功させたい」とあいさつした。
出場受け付けは、7月1日から9月4日までの予定。大会事務局TEL0966(44)0333。(坂本明彦)
熊本日日新聞 2020年4月24日掲載